ホームページの作成をホームページ制作会社に依頼するとどのくらいの費用がかかるの?
相場はどんなもん?
という質問をよく受けます。
100万円と言われたら、それが安いのか高いのか、
10万円といわれたらどうなのか、
皆目見当がつかないという人も多いのでは?
今回は、そういった方のために、ホームページ制作にかかる費用について解説してみたいと思います。
ホームページをこれからホームページ制作会社に依頼しようとしている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ホームページの制作費用に相場はない?
ホームページの制作費用はどのくらいかを一言でいうのは、実はなかなか難しかったりします。
求めるホームぺージの内容によってかかる費用ががらっと変わるので、おおよそこういうホームページならこれくらいとは言えても、いざ見積もりを依頼してみると全然違うなんてこともない話ではありません。
とは言え、ある程度具体的な価格を提示してもらわないと相場観を掴めないと思いますので、今回は、ホームページ制作会社に依頼した時の費用について、以下の観点で、解説してみたいと思います。
- ホームページの価格はどうやって決まるのか?
- ズバリ!こういうホームページならこのくらい!
- ホームページ制作会社がやってくれること、やってくれないこと
相場はないといわれると、すっごい不安になっちゃうんだけど。。
そうね~、ぼったくられないかなとか心配になっちゃうね。
そうですね。ホームページの価格がどのように決まるのかを知った上で、だいたいの相場観を掴んでおくのがいいと思います。
ホームページの価格はどうやって決まるのか?
ホームページの原価とは、ほぼ人件費なんですね。
ホームページ制作にかかる時間(工数) × 単価
が原価となり、これに制作会社の利益を上乗せしたものが、ホームページ制作費用
というのが基本的な考え方となります。
しかし、これだと中々見積もりの根拠として分かりにくいので、通常は、過去の実績から、ページの難易度、複雑度をを元に「A」,「B」,「C」といった具合にランク分けして、1ページ当たりの単価をそれぞれ設定しています。
そして、見積もり時に
「A」ランクが、1ページ
「B」ランクが、2ページ
「C」ランクが、5ページ
なので、合計〇〇円
といった形で見積もりを提示するのが一般的です。
さて、では、この単価とは、どのくらいなのでしょう?
これはだいたい相場が決まっていて、エンジニア一人当たり一月60~80万円あたりです。
※この単価には、会社組織として必要となる販売管理費等も見込まれているため、エンジニアの給料がこれだけあるというわけではありません。
なので、ホームページの価格が80万円(うち会社の利益10万として)と提示されたなら、だいたいエンジニア一人が丸一月かかかる作業量、40万円なら、半月の作業量ということになります。
ちなみに、この作業というのは、賞味ホームページ作りにかかる作業だけではありません。
ホームページを作成するには、どういうホームページにするのか、制作会社の担当者と依頼者の間でイメージのすり合わせが必要になります。
そのすり合わせのために、
提案資料、デモ画面の作成
打ち合わせ
メールのやり取り
といったことを何度か繰り返すことになりますが、
ホームページ制作会社側からすると、これらも含めたすべて作業を契約したホームページの価格に見合った作業時間内に終えなければならないということになります。
その為、イメージのすり合わせにもたついたり、出来上がったホームページを見て、やっぱりこうしたいと変更をだしたときには、ホームページ制作会社からすると、見積もりに見込まれていない作業ということで、追加請求が発生するということになるわけです。
ホームページ制作会社に依頼する場合は、ある程度どういうホームぺージにするのかイメージを固めておいた方がいい
ということになりますが、
実際は、話してるうちにああしたい、こうしたいというアイデアが浮かんでくるものだったりします。
予算に余裕があるのであればよいのですが、予算がギリギリの場合だったりすると、どこかで妥協せざる負えないということになってしまいますので、ホームページ制作会社に依頼する場合は、事前にホームページの内容を充分に練ってから依頼されることをお勧めします。
ズバリ!こういうホームページならこのくらい!
一般的な企業やお店のホームページで、必要最低限の内容に絞ったものがどのくらいの見積もりになるかを提示してみたいと思います。
ページ構成は、
- トップページ
- 会社概要
- サービス概要
- ニュース記事(一覧、詳細)
- アクセス情報
- お問い合わせフォーム
- プライバシーポリシー
とごく一般的なものとし、ワードプレスで作成、レスポンシブ対応(スマホ対応)するものとします。
お見積り例
サイト設計 | 50,000円 |
---|---|
WordPress環境構築 | 30,000円 |
デザイン | 100,000円 |
トップページ | 30,000円 |
会社概要、サービス概要、アクセス情報、プライバシーポリシー | 60,000円 |
ニュース記事(一覧、詳細) | 20,000円 |
小計 | 290,000円 |
消費税 | 29,000円 |
合計 | 319,000円 |
これが必要最低限。。結構なお値段ね・・・
最近は、縦長の一枚だけのページというのもありますので、それなら、もう少し費用を抑えることができるかもしれません。
会員機能や決済機能など、色々な機能を付加するのであれば、また変わってくると思いますが、単純にこれくらいのホームページ構成を作るだけというのであれば、だいたいこのくらいが一般的かと思います。
いかがでしょうか?
少なくとも安い買い物とは言えませんよね?
では、ホームページ制作会社はぼったくってるんでしょうか?
30万円という価格なら、前章でお話しした通り、半月弱の作業量ということになります。
半月弱ということは、営業日でいうと1人の作業者が10日以内に、すべての作業を終わらせることができて、はじめてホームページ制作会社は予定通りの利益を得ることができるということです。(実際は、複数の人が関わることが多いと思いますが、その場合は、関わった全員の総作業時間が10日以内となります)
それ以上時間がかかると、ホームページ制作会社の利益はどんどん圧迫され、さらに過ぎると赤字になってしまう
とそういうことなんです。
そう言われると、ぼったくってるとも言えないわねー。
それでもやっぱり、安い買い物とは言えないよ。。
ホームページ制作費用を値切りすぎると問題が生じる場合もあるので注意が必要です。制作会社もなんとか利益を確保しようとしますから、コストを極力抑えようとします。その影響が品質に出てしまうということも考えられますので。
ホームページ制作会社がやってくれること、やってくれないこと
ホームページ制作会社は、依頼者がホームページで表現したいコンテンツ(文章や写真、動画など)をインターネット上で見れるようにしてくれます。
では、その表現したいコンテンツを作るのは誰でしょうか?
はい、基本的には依頼者が用意する必要があります。
ホームページ制作会社内にライターさんやカメラマンさんがいる場合は、依頼できるかもしれませんが、依頼する場合は別途費用が必要となるでしょう。
ホームページを作る上で最も大事なことは、コンテンツです。
誰に対して、何を伝え、どういう行動をとって欲しいのかを明確にして、コンテンツを作る必要があります。
趣味のブログやホームページなら、深く考えず、ただ書きたいことを書いていけばいいと思います。
しかし、ビジネス目的のホームページで、収益アップを目指すなら、ホームページを作る前に、企画を十分に練って、それをコンテンツとして表現していく必要があります。
ホームページ制作会社は、基本的には、企画やコンテンツについて、サポートしてくれません。
依頼者が用意したコンテンツを、ホームページという形にしてインターネット上で見れるようにしてくれるだけだと思っておいたほうがよいです。
もっと言ってしまえば、そのホームページが収益をあげられるかどうかは、ホームページ制作会社の責務ではないということなのです。
ホームページから収益をあげることを目的とするなら、単にインターネット上で見れるようにするだけではだめなんです。
企画からしっかり練って、お客様にとって有益なコンテンツを作りこんでいく必要があります。
また、ホームページができた後は、常に、お客様の反応をチェックし、より有益なコンテンツを発信しつづけなければなりません。
こういった、収益をあげるためにもっとも重要なところは、ホームページ制作会社はサポートしてくれないのです。
まとめ
最後に、本記事の内容の要点をまとめておきます。
- ホームページ制作の原価とは、ほぼ人件費。
- どういったホームページにするかのすり合わせに時間がかかりすぎると追加請求となることも。
- コンテンツは、依頼者が用意しないといけない
- ホームページ制作会社は、コンテンツをインターネット上で見える形にすることが責務であり、そのホームページの収益性に関して責務はない
ホームページ制作にかかる費用はどれくらいかということについて、よく質問を受けますので、皆さん関心が高いのだと思うのですが、実は、ホームページにかかる費用は、制作費用だけではありません。
ホームページに関わるその他の費用については、こちらで解説していますので、興味のある方はこちらからどうぞ^^